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地震液状化

見学建築・歴史・他

2024.02.05

今回の能登半島地震は揺れと液状化と津波の被害が多い。
液状化の被害は遠く離れた新潟市でも被害が大きくでた。
下の記事は今日の「秋田さきがけ」の記事で日本海側地震液状化の特徴が述べられている。

下の写真は41年前の日本海中部地震の能代。
津波と液状化による被害が多かった。
右奥の建物は3階建鉄筋コンクリートの集合住宅で、
建物がかなり傾斜し、コンクリート杭がズタズタに破断されていた。
その後に解体された。
その左隣りは(写真には写っていないが)4階建鉄筋コンクリートの集合住宅で、
同じく杭がズタズタに破断されていた。
4階建鉄筋コンクリートをジャッキアップし再利用している。

液状化は大地そのものが大きく三次元に変形するのだから、
事前対応は難しい。
有効なのは保険だろうか。

私は41年前のこの地震で2件修復を頼まれた。
曳き屋に揚げ屋を頼み、
木部を揚げ、基礎を壊し、
新たに基礎をつくり建物を基礎におろし屋直しをした。
内外装、設備を修復し250万円程度できた。
当時は30坪の家が10,00万円でできていたので、
基礎を含めた改修は新築の1/4程度でできた。
現在の新築費は90万円/坪×30坪=2,700万円/戸
これの1/4で2,700万円×1/4=675万円になるが、
これでできるだろうか。

日本海中部地震から41年経った。
能代では50年にいっぺん大きな地震に見回れるのだから、
築30年経った芝置屋根のアトリエはそろそろ耐震補強したい。
丘の上なので液状化はない。

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