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能代 中世から近代までの木材運搬運河

能代木材の歴史

2022.09.07

能代のかつてあった木材運搬の運河の話。
中世から近代まで米代川→能代→八郎潟までの運河を通り八郎潟→土崎港→小浜港→内陸→畿内の交易ルートがあった。
米代川流域の木材、木材加工品、金・銀・銅、米を内陸水運し、八郎潟の河口から土崎港へ、土崎港からは海運していた。
私なりの復元。
蝦夷を継ぐ中世・戦国大名の安東氏は北海道の道南(渡島・檜山)、西津軽、北秋田、中央秋田を領有し、水軍を利用した交易が盛んだった。
安東家は中世の400年にわたり、本拠地は西津軽の十三湊、道南(渡島・檜山)、能代の檜山、秋田の土崎と移動した。
安東氏は秋田で秋田氏と名乗り、関ヶ原の戦いで家康に茨城の宍戸、その後は三春に転封され明治を迎えた。
全部で700年近い。
建築家の三春出身の大高正人は檜山安東の流れの家老の筋であろう。

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