おいしく食べられるのは12月の季節ハタハタである。
深海魚である。
産卵のために海藻が茂っている沿岸に接岸する。
最近は沿岸の海水温度が高くなり排卵ができなく接岸しない。
沖合で排卵してしまったハタハタを「ばばーハタハタ」と言っている。
新語である。
秋田のハタハタの食文化がなくなってしまう。
縄文時代は今より更に温暖なのでハタハタは取れなかったのではないか。
約1000年前の平安時代末期から緩やかに寒冷化が始まっているので、
それからのハタハタの食文化なのであろうか。
「秋田さきがけ」から転載